テレワークの達人ならフリーランス向き? テレワークのデメリットから見えること

会社ライフ

2020年の緊急事態宣言発令から、企業では一気にテレワークの導入が進みました。

うちみたいな古い体質の会社じゃ当分テレワークなんてあり得ない、と私も思っていましたが、いいきっかけになってかなり定着してきたのは嬉しいことです。

特に働く主婦にとっては時間効率アップで、テレワーク万歳!という私のような人もいるのではないでしょうか。

しかし一方で、テレワークによるデメリットを感じている人もいるようです。

テレワークによるデメリット

株式会社LASSICが運営するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」では2020年9月、「テレワーク・リモートワーク・在宅勤務の実態調査」を実施したとのこと(出典元:株式会社LASSIC https://www.lassic.co.jp)。

それによると、男女ともに約9割の人が「残業時間が減った」または「残業時間は変わらない」と回答。テレワークによって仕事の時間自体は減っている人が多いことがうかがえます。

この要因が業務効率が上がった結果なのか、あるいは仕事の量自体が減った結果なのかは不明ですが、少なくともプライベートな時間が増えていることは確かですね。

私の場合は圧倒的に前者で、余計な仕事を職場で頼まれる機会がなくなり、業務に集中できるようになったことで残業が減りました。おかげでプライベートでこれまでやりたくてもやれなかったことが次々と実現できています。

では次にテレワークで皆はどんなデメリットを感じているのでしょうか。

「テレワークの悪かった点は?」という問いに対し、多い順に「仕事とプライベートの区別ができない」「上司、同僚とのコミュニケーションが取りづらい、減った」「社内の情報、ノウハウの共有が難しい、少なくなった」という回答でした。

私がこの結果を見て最初に思ったのは、「これらの課題を克服できるのがフリーランス」ということでした。

※参考記事:2021年7月20日付 PR TIMES

テレワークのデメリットを感じない人はフリーランス体質の人

私はフリーランスの経験もあります。フリーランスは一人で家で仕事をしていますから、仕事とプライベートの区別も自分で管理するし、クライアントや仕事仲間とコミュニケーションを図ったり、スキルアップのための勉強も、すべて自分でやります。つまり、会社員にとってテレワークは一種の「フリーランス的な働き方の第一歩」なのだと私は思います。単に働く場所が会社から家に変わっただけではなく、そこにはフリーランスと同じような能力が必要とされているといえるのではないでしょうか。

逆に言えばテレワークによるデメリットを全く感じず仕事をしていける人はフリーランス体質の人、つまりフリーランスに向いている人だと思います。

ここで誤解のないように申し添えておきますが、テレワークで職場の人の目がないからとすっかり羽目を外して仕事をサボり「テレワーク最高!」と言っている人は別です。こういう人はいずれ会社から不要とされることでしょうから。

これからはフリーランス的人間の時代

これまでは、毎日会社に行って真面目に仕事をしていれば、とりあえず給料がもらえていたのが、テレワークが定着すると仕事の成果、人間性、スキルで評価されることになっていくでしょう。これはまさにフリーランスと同じ土俵にいるようなものです。会社に所属していてもフリーランスのように自立した主体的な働き方をしていくことが今後は求められるのだと思います。

終身雇用が崩壊しつつある中、会社にいつまで雇用してもらえるか分かりません。ある日突然、会社に頼らず生きていかなければならないことになるかもしれません。テレワークのデメリットを嘆いているだけで終わりにせず、それを解決し、テレワークの達人になれることが、実はこれからの時代を生きていくのに必要な能力の一つのような気がしています。

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