私のサイトをご覧いただきありがとうございます。
このブログは主にバレエ(ピアノも少し)に関して私が感じていることを“ひとりごと”として綴った、いわば勝手なつぶやきです。「本当のバレエを知りたい」という私の探求の記録です。
まずは簡単にバレエとピアノの経歴を紹介。
3才 親の転勤でモスクワへ。ロシア人の先生からピアノを習い始める。
6才 帰国。近所のピアノ教室に通う。
7才 近所でバレエを習い始める。
11才 中学受験のためバレエを辞める。(ピアノだけは続行)
15才 親の転勤でパリへ。ピアノをパリコンセルバトワール出身の日本人教師から習う。
19才 帰国。大学入学。ピアノを辞め、バレエを再開。27才までに発表会6回、区のバレエ連盟公演1回参加。
27才 仕事との両立が限界となり、バレエスタジオを退会。オープンクラスで細々とバレエを続ける。
37才 出産。この前後はバレエをやったりやっていなかったり。たまにオープンクラスに行く程度。
41才 再びバレエスタジオに入る(以前とは違うスタジオ)。
42才 発表会参加。バリエーションを踊る。
44才 発表会でパドドゥを踊る。発表会終了後、基礎を見直すため、スタジオを退会し、トウシューズを辞め、基礎から教えてもらえるスタジオを探し始める。
46才 ピアノを28年ぶりに再開。
47才 某大人のバレエスタジオにたどり着き、基礎からの見直しを始める。トウシューズも発表会も無し。
50才 バレエ上達のためにマシンピラティスを始める。
51才(現在) 7年ぶりにトウシューズを履いてみる。
私のバレエ生活の転機は、44才の発表会でした。パドドゥを踊りましたが、バレエを踊るための体作りができていないことを突き付けられ、本番の出来も散々でした。
発表会の練習の最中に「自分はバレエを踊るために必要な体作りが全然できていないまま今日まで来てしまった。このままレッスンを続けているだけじゃ、何も変わらない。」と既に気付いていました。そして「発表会が終わったらこのスタジオを辞め、1から自分のバレエを見直そう」と決心していました。
ほとんどのバレエスタジオの大人クラスは、本当に大人が上達するための指導をしてくれません。
例えば、ピルエットが上手く回れなかった時、先生は「もっと重心を…」とか「腕の形が…」とか表面的にバレエみたいに見える形だけは注意してくれますが、もっと根本的に必要なことを言ってくれないんです。
「1番の立ち方から直しなさい」と。
まず正しい立ち方ができていないのに、他のことなんてできなくて当たり前なんですよね。でも、大人に向かって今さらそんなことを先生は言わないんです。だって大人は趣味で楽しくバレエができればいいと思っている人が大半で、本気で大人に指導したらかえって嫌がって次から来なくなるかもしれないし、プロを育てるわけじゃないからです。
でも、私は本当のバレエを知りたい。
こんなに長くバレエをやってきたのに、「私はバレエの正しい体の使い方を知らずに人生を終えてしまうんだ」と、死ぬ時に思いたくない。
こうして私の探求が始まりました。グランフェッテができるようになりたいとか、憧れのバリエーションを踊れるようになりたいとか、全くありません。
ただ、
正しく立ちたい
正しくプリエをしたい
正しく足裏を使いたい
正しくアンデオールができるようになりたい など
そんなことが目標になりました。
意識は完全にアスリートです。
大人に対して、表面的なバレエっぽい動きを教えるだけのスタジオはもうたくさん。バレエを踊る以前に、まずは踊るために必要な体作りや動きの本質をきちんと指導してくれる先生を探しました。とりあえずバレエ団付属のバレエ学校の教師をしている先生の大人向けスタジオで、レッスンは週1回、基礎クラスのみ受け、あとは自宅で筋トレで体作りと解剖学の勉強の日々が始まりました(それでもこのスタジオで満足しているわけではなく、今でもバレエの本当の体の使い方をもっと指導してくれるスタジオを探しています)。
第2段階として、2022年からはマシンピラティスを始め、その効果の確認のために中級以上のオープンクラスを不定期で受けています。
このサイトはそんな私のバレエ生活の記録と、ひとりごとです。
バレエが上達して素敵に踊れるようになるためのヒントには、なりにくいかもしれません。でも、「どうしたらもっと使える体になるか?」ということを知るきっかけにはなると思います。
中には間違ったことを言っているものもあるかもしれませんが、バレエを趣味として30年以上やってきたイチ素人でこんなことを考えている人もいるんだなぁと思っていただければと思います。
この私の年齢でもまだまだ体は変わるんです。筋肉はいくつになっても鍛えられると実感しています。
「大人だから…を言い訳にしない。できなくてもやろうとする。分かろうとする。」
を信条に今日も鍛練です。
2022年9月