企業広報の発信ツールとしてSNSやYouTubeを活用することがここ数年で格段に増えました。
それに伴い、Facebookの画像やYouTubeのサムネなど、ちょっとした写真の加工やバナーを作成することが日々の業務の中で結構時間を取られる作業になっています。
20年くらい前は、PhotoshopやIllustratorを使っていましたが、今では簡単に使える無料の写真加工やデザインソフトがたくさんあって便利になったものだと思います。
そんな中でも、特別なスキル不要でビジネスでも使える無料ツールが「Canva(キャンバ)」。デザインテンプレートや写真が豊富で操作も簡単。ハイセンスなPRツールがすぐに作れて、私の強力な助っ人になっています。
ダウンロード不要、操作も簡単
Canvaはブラウザ上で利用するオンラインツールなのでアプリをダウンロードする必要なしです。利用登録を一度しておけばどのデバイスからでも利用できます。Googleなどのアカウントでも登録できて便利ですね。スマホ用にはアプリがあるようです。
それにデザイン系ソフトを触ったことのない人でもすぐに覚えられて操作が簡単なのがポイントです。忙しい広報部内の担当者に操作方法を教える必要もなく、その日からすぐに使えるのが魅力ですね。
テンプレートや写真が豊富
Canvaの一番の魅力はテンプレートですね。Facebookやのサイズのテンプレートが用意されているので、作りたい物のテンプレートを選んだらすぐにデザインを作り始めることができます。たくさんのデザインから選べて、それを基本にちょっと自分なりにカスタマイズして、あっという間に出来上がりです。
もちろんテンプレートがないものでも必要なサイズで作成可能。最近ではGoogleフォームのヘッダー画像を1200×300pxサイズで作っています。
stock写真とも連携していて、無料、有料とも既に用意されているものがあるので、写真を別サイトから探してくる必要がなくダウンロードの手間が省けるのも楽です。
チームでデザインを共有
作ったものをチームで共有できる機能を使って、私の場合は広報担当者をチームにして、PRする事業やイベントの素材を共有しています。Facebook、Twitter、web広告など、各メディアによって必要な画像サイズが異なるので、一つ作って共有することで、あとは各担当が自分の必要なサイズにカスタマイズして利用しています。これによって作業効率が進み、発信のスピードも上がりました。
ビジネスで使うなら有料プラン
無料でも機能は十分ですが、ビジネスで使うなら有料プランのほうが使い勝手がよいと思います。少人数ならCanva Pro、大規模ならEnterpriseのプランがあります。私は少人数のチームでCanva Proを利用しています。
ちなみにCanvaは教育機関や非営利団体であれば有料機能が無料で使えるようです。
商用利用可だけど確認を
Canvaにあるデザインや写真は基本的に商用利用可ですが、デザインをそのまま使ったり販売したりすることはNGです。
規約やヘルプセンターを確認してから利用するようにしましょう。
まとめ
企業広報担当者がバナーやデザインツールを短時間で簡単に作りたいなら、Canvaがおすすめです。操作方法が簡単で、デザイン系ソフトのスキルが無くても、すぐに今日から使えます。
出来上がったデザインをチームで共有することも可能。
無料でも十分な機能を備えていますが、有料プランにしておいたほうが余計なストレスがなくてよいと思います。
本格的なロゴ開発やデザインの作り込み、微妙な写真の調整となってくるとCanvaでは限界がありますが、自社の日常的な広報活動で使用するレベルなら十分だと思います。
広報業務の効率化のツールとして、検討の価値アリですよ。