少額投資スタイルに方針変更
金融機関に勤めていた父親が、学生時代に証券口座を開設してくれていました。
当時は公社債投信という、かなり堅い商品で運用していましたがこの商品自体がなくなり、15年ほど前から日本株と外貨建て債券での運用に切り替えました。
3年ほど前までは、日本の個別銘柄で興味のあるものを買い、しばらくすれば値上がりしてその時点で売る、という気ままな投資をしていました。銘柄分析なんて何もしません。それでも損することはほとんどありませんでした。
ところがだんだん売るに売れない塩漬け株が増えてきて、ここ数年は証券口座はほったらかし状態に。
そこへコロナショックがきました。
保有資産の評価は50%を切ったと思います。
でもそもそも余剰資金で運用していたものなので、売却せずそのままじっと保有。
そこで今後の投資変更を再検討することとし、一つはキャピタルゲインではなく今後はインカムゲインを狙った投資方針に変更することにしました。
年齢的にも老後資金の補完が資産運用の目的になってきています。
もう一つは、少額での投資でリスクを低減することです。
コロナショックまでは大手証券の口座1本でしたが新規にネット証券口座を4つ開設。
塩漬け株はそのままに、新規開設口座で少額の買い付けを開始しました。
1株から買える、SBIネオモバイル証券
SBIネオモバイル証券は、1株から購入可能で、1カ月50万円までの取引ならサービス利用料月額220円。
毎月Tポイントが220ポイントもらえるので、手数料は実質無料になります。
買付は成行しかできませんが、少しずつ市況を見ながら投資でき、私のような小心者で大きな金額の買い付けができない人に向いていますね。
私はまず15万円分、20銘柄くらいの高配当銘柄の分散投資からスタートしました。
1銘柄数千円ですね。ちゃんと配当金ももらえます。
数百円の配当金でも、証券会社から配当金入金のお知らせが郵送されるのは同じです。
主人にもこの方法をおすすめしたので、わが家は定期的にこの郵便物が大量にポストに届いて、ちょっと資産家気分になります(配当金は合計してもわずかですが…)。
この口座はその後も少しずつ育てていて、投資金額も銘柄数も今ではもっと増えています。
銘柄選定は以前のように無謀なことはせず、財務体質が健全で高配当の株を選ぶようにしています。含み益はあるものの、長期保有で配当狙いの方針なので、当分売却はしないつもりです。
キンカブのサービスが魅力のSMBC日興証券
SMBC日興証券はネット専業ではなく大手証券ですが、ネット取引のみの口座開設が可能です。
私はキンカブのサービスを目的にこの口座を開設しました。
キンカブとは、金額または株数指定で100円から株取引ができるこの証券会社の独自サービス。100万円まで買いの手数料無料です。
A株を1,000円分買いたい、B株を5株買いたい、といった少額投資家には嬉しいサービスです。
ただし、取り扱い銘柄が限られているため、自分の買いたい銘柄がキンカブで買えないこともある点に注意です。
先日、新たに16本のETFの取り扱いが開始されるニュースがあったので、徐々に取り扱い銘柄が広がっているのは嬉しいですね。
私がキンカブで買付けているのはJ-REITの個別銘柄などの1口の価格が大きく、価格の変動幅の大きいもの。
ほとんどが1口10万円以上で、通常だと幅広い銘柄に分散投資することが難しいですね。
それがキンカブだと、少額ずつの購入が可能。しかも定期積立設定もできます。
J-REITのように価格の変動が大きな銘柄は積み立てで少額ずつ、時間分散投資をすることでリスクを減らすことが可能です。
ちなみに少額分散投資した株は長期保有で配当金を得ることが目的なので、これまで一度も売却したことはないし、今後も売却の予定はありません。
まとめ
証券会社のサービスはネット証券の登場で格段に広がり、手数料も引き下げが加速しています。
今回触れた2つの証券会社は「日本株の少額、分散投資」の今の自分の投資方針に合っていると思っています。(もちろんこの他にも少額買い付け可能な証券会社はあります)
これからも便利な新サービスの情報には常に敏感になり、自分の投資スタイルに合わせて活用していきたいと思っています。
※投資はご自身のご判断、責任においてお願いいたします。